「Green of Time」に出てくる登場人物・単語等の解説です。
小説を読んでいただいた事を前提としております。
人物は■ 単語は□で紹介しています。



隣のあの人について50の質問(緑翠→蒼梧)


■蒼梧…ソウゴ
男。
見た目は17,8程度。
とある地方に佇む「御山」に住む者たちを束ねる統領の息子。
他の者たちと比べ、力はずば抜けて高いものの、誰も…実の父親である統領でさえもその真の実力を知らない。
統領としては父親を尊敬してはいるが、心の奥底では統領を憎んでいる。



■緑翠…リョクスイ
男。
見た目は14,5程度。
御山に幼い頃から住んでいた少年。
一年前、その実力を認められ、蒼梧のパートナーとして抜擢される。
怪を察知する能力に長けている。


■朱那…シュナ
女。
見た目は12,3程度。
偶然、緑翠と出会った少女。
御山に来るまでにはどこかに預けられていたが、それ以前の記憶が無いと言う。
緑翠を妙に慕っている。


■統領…トウリョウ
男。
蒼梧の父親。
御山に住む者たち全ての頂点に立つ。
他の者と比べ、力の差は歴然。
主だった側近を作らず、自分一人で全てをまとめてきた、統率力も高い人物。


■紫…ユカリ
女。
黒髪黒目の女性。
彼女の家系は代々統領に仕え、彼女も例外ではない。
過去に蒼梧に恩があるというが、詳細は当の本人と、蒼梧、統領にしか知らされていない。
統領はもとより、蒼梧を心から慕っている。


■青嵐…セイラン
女。
輝一の妻であり、蒼梧の母親。
ある事件でその命を失った。
御山の人間たちには珍しく、先見(予知)の能力を持つ。


■桜瀬龍…オウセリュウ
男。
桜瀬グループの会長をつとめる。
蒼梧と緑翠の初めての仕事の依頼者でもある。




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□怪…カイ
俗にいう、霊のような存在。
区分けとしては、人間に悪さや被害をもたらすものを怪と呼び、
ただ存在しているだけで、何も干渉してこないものを霊と呼んでいる。


□御山…オンヤマ
ある地域に一つの山をまるごと祀った霊山がある。
ふもとには小さな集落があり、そこの人々には「御山、決して入るべからず」と言い伝えられ、
ふもとの住民が無闇に入山してくることはない。
そして山の中には大きな屋敷とそれに添うように長屋が建ち、統領率いる怪に関われる者たちが暮らしている。


□蝶…チョウ
紫の周りをしきりに飛んだ青い蝶。これを放った者は紫に何かを伝えたらしいが……。
これを扱える人間は少なく、扱う者によって蝶の色が変わる。
因みに、統領の家系は青色。


□あの件…アノケン
九年前、何かが蒼梧と統領間にあった模様。
蒼梧が統領を憎んでいる原因はこの件にあるらしい。


□修行…シュギョウ
御山に住む者が必ず行う日常の訓練。
自身の持ち得る力、肉体、精神力の鍛錬等を行う。
現役を引退した外組の者が習来生などに講義を開く事も稀に修行という。


□外組…ソトグミ
諜報組の得てきた怪の情報や統領の指示により御山の外に出て仕事をしてくる者達の総称。
これには統領直々に認定と言われなければ絶対になる事はできない。
ちなみに、御山に住む者の殆どが諜報組に所属していて外組はほんの一握りの人間だけが所属している。


□諜報組…チョウホウグミ
御山で、力を研ぎ澄ました者達の殆どが所属している。
主な活動は怪の噂や情報を集め、諜報組の長へ提出する。
長は紫が務めており、全ての情報は一先ず紫に渡されてから統領へ渡る。


□習来生…シュウライセイ
御山に住む者が必ず通る道。
ここで怪の恐ろしさ、会った時の対処の仕方等を先輩外組の者から学ぶ。
習来生は外から見える体の一部分に「学んでいる証」を身に着けなければならない。







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